時間的な制約

お客さんの希望に対して美容師がプロの目から見た提案をする場合、お客さんが予定していたメニュー内容とは違う内容の方が好ましい、と判断する事もあるでしょう。たとえばお客さんはパーマをかけたい、と言うけれども、パーマをかけずにお客さんの髪のクセを生かす方向の方が良い、と判断する事もあるでしょう。そうするとパーマが必要なくなるわけですから、施術時間はかなり短くなる事でしょう。短くなるのはお客さんも時間ができるわけですし、美容室側にとっても次のお客さんを早めに応対できる、という点では良い事はあっても困った事はない、という感じです。ですがもしもこれが逆に、お客さんはパーマをするつもりはなかったのに、美容師がパーマをした方が良い、と判断した場合、お客さんにとっても美容室側にとっても予定外の時間をそのお客さんに使う事になります。その事が美容師の判断を鈍らせてしまう事はよくあるのではないでしょうか。本当ならパーマをかけてあげたい、でもお客さんもこの後予定がある様だし、次のお客さんの予約時間も迫っている、今日のパーマはあきらめざるを得ない、という事になるのではないでしょうか。それは美容師にとっては心残りでしょうし、お客さんも「最初から分かっていたらパーマで予約をしたのに」という事になるでしょう。予約時にメニューを決めてしまうとこういうことが起こってしまうんですよね。お客さんが美容室の予約を取るときには、お客さんだけの判断や希望だけで施術内容を決めてしまいます。多くの人は予約時に「カットで」とか「カットとパーマで」といって予約すると思われます。美容室側も「どうなさいますか?」とメニューを決める様に促すのが当たり前になっていると思うんですね。ですがお客さんの中には「どうしようか」「美容師さんと相談してから決めたいけど」と思っている人も多いと思うのです。ですが美容室側から事務的に「どうなさいますか?」と言われると自分で今決めなくてはならないような気持になってしまうでしょうし、曖昧な返事をする事は美容室に迷惑をかけてしまうかも、という気持ちになってしまう事でしょう。本当はカウンセリングはここで行いたいところですよね。「こうしたいのだけれども、そのためにはパーマは必要だろうか」という事を美容師と相談して、そのうえでその施術の為に必要な時間で予約をする、というのが望ましいのではないか、と思いますが、一人のお客さんのためにカウンセリングを事前に行う、というのは美容室側にとっては難しいかもしれませんね。その時間があれば別のお客さんのカットぐらい出来るかもしれませんから、そうやって売り上げをあげる事の方を優先させるのが当然と言えば当然でしょう。転職 正社員 求人 表参道駅